オーストラリアで交通事故にあったら | 事故直後の対応7ステップ
Emergency Guide
事故にあったときの対応
まずは、落ち着いてください。
このページの順番どおりに対応すれば大丈夫です。
事故直後の行動から、保険・修理までの流れをまとめています。
※本ページは全州共通の一般的な対応をまとめたものです。制度や連絡先は州により異なる場合があります。
※ 000では、つながったら「Police(警察)」「Ambulance(救急車)」「Fire(消防)」のいずれが必要かを伝えます。
7 Steps
事故直後の7つのステップ
上から順番に対応してください。すべてを完璧にこなす必要はありません。
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1
安全を確保する
ハザードランプを点灯し、可能であれば車を路肩など安全な場所へ移動します。車から降りるときは後続車に十分注意してください。
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2
けが人を確認する
自分・同乗者・相手にけががないか確認します。けが人がいる場合や、車が道路を塞いで危険な場合は、すぐに 000 に電話してください。
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3
必要に応じて警察へ通報する
けが人がいる場合、相手が情報交換に応じない場合、飲酒運転が疑われる場合などは警察への通報が必要です(基準は州により異なります)。緊急性がなければ 131 444 へ。
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4
相手と情報を交換する
氏名・連絡先・レゴ番号(ナンバープレート)・保険会社名などを交換します。交換すべき項目は、このあとのチェックリストにまとめています。
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5
現場を記録する
スマホで写真を撮っておきます。両方の車の損傷箇所/相手のナンバープレート/現場全体(道路状況がわかる引きの写真)/相手の免許証や保険証書が撮れていると安心です。
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6
目撃者の連絡先を確保する
目撃者がいれば、名前と電話番号を聞いておきます。あとで過失割合について意見が食い違ったとき、重要な証拠になります。
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7
自分の保険会社へ連絡する
過失の有無にかかわらず、できるだけ早く(できれば当日中に)自分の保険会社へ連絡します。連絡が遅れると補償に影響する場合があります。
Checklist
相手と交換する情報チェックリスト
事故現場でこのページを開きながら、確認した項目にチェックを入れてください。あとで見返せるよう、このリストのスクリーンショット保存もおすすめです。
※ 相手が情報の開示を拒否する場合は、無理に交渉せず警察(131 444)に相談してください。
Don’ts
現場でやってはいけない3つのこと
よかれと思った行動が、あとで不利に働くことがあります。次の3つは避けてください。
その場で過失を認める
“It’s my fault.”(私のせいです)などの発言はNG。過失割合は保険会社や警察が判断するもので、現場での一言が不利な証拠として扱われることがあります。謝罪のつもりの “Sorry” にも注意が必要です。
その場での示談・現金のやり取り
「保険を使わず現金で解決しよう」という提案には応じないでください。あとから車の損傷や体の痛みが見つかっても、請求できなくなる恐れがあります。
内容を理解しないままサインする
英語の書類の内容が分からないまま署名しないでください。何の書類か確認できない場合は、写真を撮って持ち帰り、内容を確認してから対応しましょう。
English Phrases
事故現場で使える英語フレーズ
そのまま読み上げても、相手にこの画面を見せて指差しでもOKです。
- けがはありませんか? Are you OK? Is anyone injured?
- お名前と電話番号を教えてください。 Can I have your name and phone number, please?
- 保険会社の情報を教えていただけますか? Could you give me your insurance details?
- 写真を撮らせてください。 Let me take some photos.
- 警察を呼びます。 I’m going to call the police.
- 英語があまり得意ではありません。ゆっくり話していただけますか? I’m not good at English. Could you speak slowly, please?
- 私の保険会社に連絡します。 I’ll contact my insurance company.
- この書類にはサインできません。 I can’t sign this document.
Case by Case
こんなときはどうする?
通常の事故対応と異なる、判断に迷いやすいケースをまとめました。気になる項目をタップして開いてください。
相手が保険に入っていなかった
オーストラリアの強制保険(CTP)がカバーするのは人身被害のみで、車の修理費はカバーされません。相手が任意保険に未加入の場合でも、自分が総合保険(Comprehensive)に加入していれば、まず自分の保険会社にクレームを出し、保険会社が相手に費用を請求する流れになります。
自分も保険でカバーされない場合は、相手に直接請求することになりますが、交渉が難航するケースが多いのが実情です。早めに専門家へ相談することをおすすめします。
ひき逃げ(当て逃げ)された
追いかけるのは危険なのでやめてください。覚えている範囲で相手の車のナンバー・車種・色・逃げた方向をすぐにメモし、目撃者がいれば連絡先を確保します。
その後、警察(131 444)に通報して事故の受理番号(Police report number)を取得してください。保険請求の際にこの番号が必要になることがあります。
駐車場で当て逃げされていた
まず車の損傷箇所と駐車場所の写真を撮ります。ワイパーなどに相手のメモが残されていないか確認してください。
ショッピングセンターなどの駐車場であれば、施設の管理者に防犯カメラの映像が残っていないか問い合わせる価値があります。自分や周囲の車のドライブレコーダーも有力な手がかりです。そのうえで警察への報告と、保険会社への連絡を行いましょう。
カンガルーなどの動物と衝突した
まず自分と同乗者の安全確保が最優先です。負傷した野生動物はパニック状態で危険なため、むやみに近づかないでください。動物が路上に残って危険な場合は警察へ、動物の救護については各州の野生動物救助団体(wildlife rescue)への連絡が一般的です。
動物との衝突による車の損傷は、総合保険(Comprehensive)であればカバーされることが多いですが、契約内容によるため保険会社に確認してください。
After the Accident
事故のあとの流れ
現場での対応が終わったあとは、おおまかに次の流れで進みます。
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STEP 1
保険クレーム
保険会社へ事故を報告し、クレーム(請求)を開始します。
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STEP 2
過失割合の判断
双方の保険会社の間で、どちらにどれだけ責任があるか判断されます。
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STEP 3
車の修理
見積もりを取り、修理工場で修理します。修理中の移動手段の確保も検討します。
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STEP 4
法的対応(必要な場合)
過失割合で揉めた場合や請求に応じてもらえない場合は、法的な対応を検討します。
この流れの途中で「言葉の壁で交渉が進まない」「どの業者を信じていいか分からない」と感じたら、ひとりで抱え込まずJACSにご相談ください。
FAQ
よくある質問
軽い接触事故でも、警察を呼ぶべきですか?
けが人がいる場合や、相手が情報交換に応じない場合、飲酒運転が疑われる場合などは通報が必要です。双方に怪我がなく、情報交換がスムーズにできた軽微な事故であれば通報が必須でない州が多いですが、保険請求の際に警察の受理番号を求められることもあります。迷ったら131 444に電話して指示を仰ぐのが確実です。
英語に自信がなく、相手とうまく話せません。
無理に英語で交渉する必要はありません。このページの英語フレーズ集を画面ごと相手に見せたり、翻訳アプリを使ったりするだけでも十分です。また、オーストラリア政府の通訳サービス TIS National(131 450)を利用すれば、日本語の通訳を介して警察などとやり取りすることもできます。
任意保険に入っていない場合はどうなりますか?
車両登録に含まれる強制保険(CTP)がカバーするのは人身被害のみのため、車の修理費は自己負担になります。相手に過失がある場合は相手側へ請求する形になりますが、交渉は難航しがちです。逆に自分に過失がある場合、相手の修理費を直接請求される可能性があります。いずれの場合も、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
事故のあとから、体の痛みが出てきました。
むち打ちなどは事故直後に自覚症状がないことも多いため、痛みや違和感が出たら早めに医療機関を受診し、診断記録を残してください。人身被害の補償制度は州により異なるため、受診の記録があるかどうかが後の手続きで重要になります。
相手側の保険会社や弁護士から英語の手紙が届きました。
放置するのは危険です。期限内に対応しないと不利になることがあります。一方で、内容を理解しないままサインや支払いに応じるのも避けてください。書類の内容確認や対応方針について、JACSの相談フォームからご相談いただけます。
免責事項
- 本ページは一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言・保険に関する助言を行うものではありません。
- 事故対応のルール・制度・連絡先は州や状況により異なる場合があります。最新かつ正確な情報は、各州の警察・交通当局およびご自身の保険会社にご確認ください。
- 本ページの情報に基づく行動によって生じたいかなる損害についても、当センターは責任を負いかねます。個別の状況については相談フォームよりお問い合わせください。
